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SOLIO XZⅡ MAXIMセファロ回転機構の開発エピソード

こんにちは!今回はSOLIO XZⅡ MAXIMセファロ回転機構の開発エピソードについてお話させていただきます。

従来のセファロ撮影では正面撮影、側面撮影それぞれの撮影モードに合わせてFPDの位置を左右に手動でスライドして撮影する仕組みでしたが、正面、側面撮影共にFPDは縦向きで使用していたことから側面撮影時に後頭部が切れる事が多くなっていました。
「後頭部までしっかり撮影できるようにしてほしい。」との要望を頂き、より多くのお客様に満足して使用していただけるように回転仕様の開発を行うことになりました。

開発初期には回転駆動を追加することで、正面、側面それぞれの選択した撮影モードに応じてFPDの向きを自動で変更する案もありました。しかし自動駆動する仕組みを設けるためには機構追加によるコストアップを避けることはできないため手動での回転方式を採用することに決まり、構想案は何度もブラッシュアップを繰り返し、使い勝手、デザインを考慮して現在の機構案に決定しました。

1.5Kg程度あるFPDを小さいノブを掴んで回転させる必要があるため、バネとダンパの組み合わせ式を採用することで誤って勢いよく回転させてしまうことを防ぎ、適度なトルク感をもって回転操作を行うことができるような工夫が組み込まれています。また、回転動作完了位置でクリック感を与えることで回転動作が完了したことを認識できるような仕組みとなっています。

 ご要望を頂いていた先生方、購入して頂いた先生方からは本製品にとても満足して使用して頂いています。
今回のケースのようにユーザーの皆様のご意見・ご要望は、弊社装置の改善や新機能開発のヒントとなります。ご意見・ご要望がありましたらぜひお聞かせください。

技術部 荒居 治道

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