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導入事例紹介

可動型臥位パノラマX線撮影装置「 Lapix7007 」 導入事例
〜 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪府立急性期・総合医療センター 〜

Lapix7007の開発経緯

「なぜ立っている人のパノラマ撮影はできるのに、横たわっている人のパノラマ撮影はできないの?」
ある日、大学から当社の技術部に投げかけられた質問だった。

当時の開発担当者は悩んだ。
技術的な問題はないと思う。ただ、それだけの市場性があるのだろうか・・・。
しかし、同時にこうも考えた。
我社は、歯科に特化したレントゲンメーカーである。
「横たわった患者さんのパノラマ撮影をする装置」という市場は確かに小さいのかもしれない。しかし、ドクターの要望に応えていくことで、困っている患者さんも助かる。
それが、我社の存在意義なのでは・・・・。

こうして誕生した「Lapix7007」。

1998年に販売を開始してから現在まで長くご好評をいただくロングライフ製品となりました。
その導入医院様にインタビューにお伺いしましたので、ご紹介いたします。
西田 百代(にしだ ももよ)先生
主な著書主な著書
・「障害者歯科の手びき」  相川書房
・「イラストでわかる 有病高齢者 歯科治療のガイドライン」 クインテッセンス出版
ほか多数

先生紹介

西田 百代(にしだ ももよ)先生
大阪府立急性期・総合医療センター
障害者歯科主任部長

ご経歴
・歯学博士
・大阪大学歯学部卒業、大学院修了
・大阪府立身体障害者福祉センター付属病院 歯科部長
・大阪大学歯学部非常勤講師

専門
・口腔治療(根管治療、ペリオ治療)
・日々の臨床治療のほか、学会発表などにも精力を注がれている。

Lapix7007導入までの経緯

大阪府立急性期・総合医療センター 大阪府立急性期・総合医療センター
平成17年初旬 当社ショールーム・工場見学のため数回来社(京都本社)
平成17年9月 大阪府立身体障害者福祉センター付属病院へ
「Lapix7007」導入
平成19年4月 大阪府立急性期・総合医療センターへ移転

Q 本日はよろしくお願いします。早速ですが、
   「 Lapix7007 」の導入に至るまでの経緯をお教えいただけますでしょうか。
私がこの仕事に携わるようになり一番困った事は、知的な障害を持った患者さんの場合、なかなか「この歯が痛い」と言ってくれないことでした。つまり、自覚症状を訴えてくれないわけです。すると医師側は、原因歯がどこにあるのかを探していかなければいけません。そうすると、最終の決め手はレントゲン画像しかない。つまり、一般歯科よりもレントゲン画像に頼る比重が重いわけです。当時、私の知る限り、寝た状態でパノラマ撮影をできる装置がなかったため、撮影範囲の限られたデンタル撮影しかできませんでした。
その後、小児の歯科学会で発表があり、そのような装置があるということを知りましたけれど、当時はまだ金額的に高価でした。しかし、障害者歯科治療を行っている歯科医の多くが、患者さんをベッドに仰向けの状態で寝かせた姿勢でパノラマ撮影できる装置を長年欲しがっていました。
しばらくして神戸市の障害者歯科センターで実際に寝た状態でのパノラマ撮影装置「 Lapix7007 」を使用されているのを知り、すぐに見学に行きました。

 診療風景を見せていただいて、
「 これでやっとパノラマの撮影ができる」と思いましたね。

Q 実際に導入されてからはいかがでしたでしょうか?
患者さんは、寝ている状態ですので、ほとんどの患者さんが比較的リラックスできています。しかし、頭上をアーム部分が回転するので、目で追う患者さんがおりますと画像が乱れます。時にはアイマスクなどをすることもあります。
また、導入当初は診療用のベッドに患者さんを寝かせて撮影をしておりましたが、肩の部分が不安定でしたので、治療用チェアメーカーに改良していただき、肩が落ちるという問題を解決することができました。
Q 撮影をされるまでには、いろいろなご苦労があったわけですね。
   それでは、先生の念願の思いであったというパノラマ画像に関する評価は、
   いかがでしょうか?
導入以来、レントゲン技師や各メーカーの方々とアイデアを出し合い、ご協力をいただきながら試行錯誤を繰り返し、約100例の症例が蓄積されました。
2006年10月に行われました第23回日本障害者歯科学会においてこの臨床論文発表をいたしました。発表時にまとめたデータでは、「 Lapix7007 」で撮影したパノラマ(全顎)画像の鮮明度については、約67%が良好、22.3%が概良でした。

私がこの仕事に携わってから一番嬉しかったことは、
パノラマ撮影ができるようになった事といっても
良いかもしれないわね。
Lapix7007
Q 最後に、先生の今後の展望がございましたら、お話しいただけますでしょうか?

私が障害のある患者さんの歯科治療に携わるようになってから、30年余りが経ちました。

初めは、障害者歯科に関する知識も臨床技術も全く持たずに、ふとしたきっかけでこの道に迷い込みました。そんな私を育ててくれたのは、実は患者さんです。

彼らが毎日毎日いろいろな疑問や難題を投げかけてくれたおかげで、多くの書物を読むこともできました。その結果として私が得たこの貴重な臨床経験を少しでも役に立てたいと、今までも学会発表やいくつかの著書を執筆してまいりました。
障害者歯科という分野はひとつの医療です。「患者さんを治療する」という意味で、すべて同じだという風に私は考えています。 この想いが、それぞれの地域において障害者の歯科治療を引き受けてくださる一般臨床医の皆様に1人でも多く広がることを望んでいます。

本日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。

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